
阪の米価6週連続安、2年ぶり2,934円「大盛り復活」勝算は
コメの店頭価格が6週連続下落、5キロ2,934円に
コメの店頭価格が6週連続で下がり、5キロあたり2,934円と、約2年ぶりの安値になりました(農林水産省調べ)。多くの食品が値上げされる中でコメだけが値下がりするという逆転現象を受けて、「大盛り無料」「おかわり自由」を復活させる飲食店が全国で増えています。しかし「うちも真似すれば客が戻る」と飛びつく前に、大阪の飲食店経営者は一度立ち止まって計算してみることをおすすめします。
コメの値下がり、実際どれくらい?
農林水産省の調査(全国約1,000店舗のPOSデータ)による価格の推移は次の通りです。
| 時点 | 5kg平均価格 | 備考 |
|---|---|---|
| 2026年1月 | 4,416円 | 「令和の米騒動」後のピーク |
| 8月3〜9日 | 3,220円 | 前年同期比13.8%安 |
| 9月7〜13日 | 2,971円 | 5週連続下落、約2年ぶりに3,000円割れ |
| 9月14〜20日 | 2,934円 | 6週連続下落 |
前年の高値で仕入れたコメの在庫が積み上がっていることに加え、新米が大量に出回っていることが背景です。ただし簗和生農水相は就任会見で「営農を継続する上で受け入れられない厳しい状況になりつつある」と述べており(農水省)、生産者側のコスト割れ懸念から今後価格が反転する可能性も否定できません。
「大盛り復活」は本当に得策か
読売新聞(Yahoo!ニュース配信)は、弁当店や定食店を中心に「大盛りご飯の値下げ」「おかわり自由の復活」に踏み切る動きが広がっていると報じています。丼・定食・お好み焼きなど米を主役にする業態にとっては、たしかに追い風です。客単価2.4%上昇でも客数0.8%増 大阪飲食店の次の一手でも触れた通り、値上げ疲れを感じる客層に「お得感」を打ち出すことは、客数を取り戻す有効な一手になり得ます。
ただし注意点もあります。コメは原価の一部にすぎません。電気代252~510円値上げ、大阪の飲食店の光熱費対策でお伝えした通り、光熱費や人件費は上昇が続いています。米だけ値下がりしたからといって、原価率全体で見れば利益が残らないケースもあります。さらに価格が反転すれば、「大盛り無料」を恒久ルール化した店ほど後で苦しくなります。
原価率を
全体で再計算
期間限定など
戻せる形で試す
反応を見て
継続可否を判断
「大盛り復活」前のチェックリスト
- ☐ 米以外の原価(油・具材・光熱費)も含めた原価率を再計算したか
- ☐ 「期間限定キャンペーン」など、価格を固定しない形にできないか
- ☐ コメの仕入れ契約を新米切り替え時期に合わせて見直せるか
- ☐ 近隣の競合店(キタ・ミナミなど)の動きを踏まえて差別化できているか
- ☐ 米価が再上昇した場合に元へ戻すルールを決めているか
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コメ価格のような一時的な追い風だけでは、店舗全体の収益構造は変わりません。「今の立地・坪数のままで勝負を続けるべきか」「思い切って移転し、身の丈に合った店舗で立て直すか」といった判断は、原価や客数のデータだけでなく、立地・賃料とセットで考える必要があります。新規出店のための物件探しはもちろん、計画的な移転・閉店・居抜き売却のご相談も、株式会社不動産スペースまでお気軽にお問い合わせください。
電話:06-6195-8209
よくある質問
Q. コメの値下がりって、このままずっと続くの?
A. 農水省は生産者のコスト割れを懸念しており、下落が反転する可能性もあります。仕入れの最新価格は都度確認しましょう。
Q. うちの店も「大盛り無料」をやった方がいいですか?
A. 業態や客層によります。まずは原価率全体を試算し、期間限定で小さく試すのが安全です。
Q. 米の仕入れ値はどこで確認できますか?
A. 農林水産省が毎週公表しているPOSデータ(店頭販売価格動向調査)で最新の相場を確認できます。
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参考
※価格や制度に関する最新情報は、各リンク先で必ずご確認ください。
