
空き家の「防犯・防災対策」|台風・不法侵入・放火に備える
空き家は人の出入りがないぶん、台風などの災害と、不法侵入・放火といった防犯上のリスクの両方に弱くなります。「台風が来るたびに実家が心配…」という方のために、日頃からできる備えと、災害時に知っておきたい行政の制度をまとめました。
空き家が「災害」にも「防犯」にも弱い理由
人が住んでいれば、窓の異常や瓦のずれにすぐ気づけます。しかし空き家は、灯りもつかず庭の手入れもされていないと、外から見ても「誰も見ていない家」だとすぐ分かってしまいます。これが災害時の被害拡大と、不法侵入や放火のリスクを両方とも高めてしまう原因です。
台風・大雨で起きやすい被害と備え
空き家は屋根瓦や外壁材が傷んでいることが多く、台風で剥がれ落ちたり、飛来物になって近隣に被害を与えたりすることがあります(この場合の責任については、空き家放置で「倒壊」したら誰の責任?近隣トラブルも解説で詳しく解説しています)。台風が近づく前にできる備えは、次の流れで確認すると漏れがありません。
ハザードマップで
危険度を確認
外まわり(屋根・
外壁・塀)を点検
飛ばされそうな
物を固定・撤去
緊急連絡先を
控えておく
なお、令和5年12月に施行された改正空家法により、災害が切迫しているなど緊急性が高い場合、市区町村は通常の勧告・命令の手続きを経ずに代執行(行政による強制的な除却等)を行える「緊急代執行制度」が新設されました。放置を続けると、思った以上に早く行政が動く可能性がある点は覚えておきましょう(詳しくは「特定空家」に指定される基準と流れを解説、「行政代執行」とは?空き家の解体費用は誰が払う?をご覧ください)。
不法侵入・放火を防ぐためのチェックリスト
空き家は人目につきにくく、侵入されても発見が遅れがちです。放火のリスクも含め、次の項目を確認しておきましょう。
- ☐ 窓に補助錠・防犯フィルムをつけている
- ☐ センサーライト・防犯カメラを設置している
- ☐ 雨戸・シャッターを閉め切っている(ただし換気も忘れずに)
- ☐ 郵便受けにチラシや郵便物を溜めない仕組みがある
- ☐ 敷地内に燃えやすいもの(新聞紙・ゴミ等)を置いていない
- ☐ 月1回以上、現地を確認している
- ☐ 近隣の方に一言挨拶し、見守りをお願いしている
警察庁も、住宅を狙った侵入犯罪への自主防犯を呼びかけています。詳しい手口や対策は公式サイトも参考にしてください。
遠方に住んでいて頻繁に見に行けない場合
「実家は遠方で、月1回の点検も難しい」という方も多いはずです。その場合は、空き家管理代行サービスを使う方法があります。台風・地震の直後だけでも巡回・報告をお願いできると安心です(管理代行サービスの選び方は、別の記事で詳しく取り上げる予定です)。
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実家や親族の不動産を相続して何から手をつければよいか分からない方、所有している空き家の活用・売却・解体を検討中の方、どちらのご相談も株式会社不動産スペースまでお気軽にお問い合わせください。
株式会社不動産スペース
電話:06-6195-8209
よくある質問
Q1. 空き家の点検はどれくらいの頻度で行えばいいですか?
A1. 目安は月1回程度です。加えて台風や地震の直後は、被害の有無を必ず確認しましょう。
Q2. 雨戸やシャッターは閉め切ったままでいいですか?
A2. 防犯上は有効ですが、閉め切ったままだと湿気がこもりカビや木部の腐食が進みやすくなります。時々は換気も行いましょう。
Q3. 実家が空き家のままで、台風のたびに心配です。今からできることは?
A3. まずハザードマップで浸水・土砂災害のリスクを確認し、外まわりの点検と飛来物対策を。遠方なら管理代行サービスの利用も検討してください。
