
「遺品整理」の進め方と業者選び・費用相場は?
「実家の片付け、何から手をつけたらいいか分からない」——そう感じている方は少なくありません。結論から言うと、遺品整理は①仕分けの方針を家族で決める→②貴重品・重要書類を確認→③形見分け→④不用品の処分・買取→⑤清掃、という順番で進めると迷いにくくなります。そして業者に頼む場合は「一般廃棄物処理業の許可」を持っているかどうかが、安心して任せられるかどうかの大きな分かれ目になります。
遺品整理とは
遺品整理とは、亡くなった方の持ち物を仕分け、形見分けをしたうえで、不要なものを処分していく作業のことです。本人が元気なうちに行う「生前整理」とは違い、遺族が悲しみの中で進めることになるため、時間にも気持ちにも余裕がないまま業者選びをしてしまいがちです(生前整理との違いは実家じまいはいつから?「生前整理」やることチェックリストでも解説しています)。
遺品整理を進める5つのステップ
方針を相談
貴重品・書類の確認
形見分け
処分・買取
清掃・引き渡し
まず①では、誰がいつまでに片付けるか、業者に頼むかどうかを家族で共有します。②では、権利証・通帳・印鑑・保険証券など、後で相続手続きに必要な書類を先に確保します。③は思い出の品を分け合い、④で家具・家電などの不用品を処分または買取に出し、⑤で部屋を清掃して賃貸なら大家さんへ、空き家なら次の活用に引き渡します。
業者に頼む前に確認したいこと
不用品の回収・処分をめぐっては、無許可の業者とのトラブルが増えているという注意喚起が国民生活センターから出されています。実際にあった相談では、安さを強調した広告を見て依頼したところ、作業後に数十万円という高額な料金を請求された例も報告されています。依頼前に、以下の点を必ず確認しましょう。
- ☐ 市区町村の「一般廃棄物処理業」の許可を持っているか
- ☐ 遺品を買い取ってもらう場合は「古物商許可」を持っているか
- ☐ 見積書に作業内容と追加料金の有無が明記されているか
- ☐ 複数社から見積もりを取って比較したか
- ☐ キャンセル料の条件を確認したか
- ☐ 損害賠償保険に加入しているか
費用相場の目安
遺品の量や搬出のしやすさ(エレベーターの有無など)によって変わりますが、間取り別のおおよその目安は次のとおりです。
| 間取り | 費用の目安 |
|---|---|
| 1R・1K | 3万円~15万円 |
| 1LDK~2LDK | 7万円~30万円 |
| 3LDK以上・一軒家 | 15万円~80万円 |
あくまで複数の業者情報をもとにした目安のため、正確な金額は訪問見積もりで確認してください。
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よくある質問
Q1. 遺品整理は自分たちだけでやるべきですか、業者に頼むべきですか?
A1. 量が少なく時間に余裕があれば自分たちでも可能ですが、実家が遠方にある、家財が多い、心理的に大変という場合は業者に依頼する方が負担を減らせます。
Q2. このまま放っておいたら、実家の遺品はどうなりますか?
A2. 放置すると空き家の管理不全につながり、近隣トラブルや「特定空家」指定のリスクにもつながります。方針を決めるだけでも先に進めておくと安心です。
Q3. 遺品整理と一緒に空き家の解体や売却も相談できますか?
A3. 可能です。遺品整理の後にどうするか(売る・貸す・解体する)まで含めて相談すると、二度手間を防げます(判断基準は空き家は「売る・貸す・解体」どれが正解?判断基準をご覧ください)。
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