
賃貸住宅管理業の登録更新2026、大阪オーナーの点検法
2026年は多くの賃貸管理会社が「国への登録」を初めて更新する年にあたります。「うちの管理会社、ちゃんとした会社なのかな」と漠然と不安に思っているオーナーさんは多いのではないでしょうか。実はこの登録更新のタイミングは、ご自身の管理会社を見直すちょうど良いきっかけになります。
「賃貸住宅管理業法」とは、やさしく説明します
2021年6月15日にスタートした「賃貸住宅管理業法」という法律があります。かみ砕いて言うと、「200戸以上の賃貸住宅を管理している会社は、国(国土交通省)に登録しないと管理業務ができません」という決まりです(国土交通省)。既存の管理会社にも1年間の猶予(経過措置)が設けられ、2022年6月15日までに登録を済ませる必要がありました。
この登録には有効期限があり、5年ごとに更新が必要です。国土交通省は2025年7月、最初の更新シーズンを迎える管理会社に向けて「早めの更新申請を」と呼びかける案内を出しています(国土交通省)。更新を忘れて登録が切れてしまうと、200戸以上の管理業務そのものができなくなってしまいます。
更新手続きの流れ(管理会社側)
満了90日前〜30日前に更新申請
審査
登録更新(さらに5年間有効)
この期間内に申請しないと、いったん登録が失効し、改めて新規登録(登録免許税9万円)からやり直しになります。
なぜオーナーが気にする必要があるのか
「これは管理会社側の手続きの話で、自分には関係ない」と思われるかもしれません。ですが、この登録は「一定の財産的基盤があり、法令を守って業務を行っている会社」であることの一つの目安になります。ご自分の管理会社がきちんと登録・更新を続けているかを確認することは、大切な資産を任せる相手を見極める材料の一つになります。
オーナーが確認できるチェックリスト
- ☐ 自分の管理会社の管理戸数はおおよそ何戸か把握している
- ☐ 国土交通省の検索システムで管理会社の登録状況を調べたことがある
- ☐ 管理委託契約書に登録番号が記載されているか確認したことがある
- ☐ 更新時期が近い場合、管理会社から特に説明を受けていない点はないか
登録状況は、国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で会社名を入力すれば、どなたでも無料で確認できます。ちなみに200戸未満の小規模な管理会社は登録が任意のため、未登録でも違法ではありません。規模の大小だけで管理会社の良し悪しを決めつけるのではなく、登録の有無や説明の丁寧さなど複数の材料を見て判断することが大切です。
相続で物件を引き継いだばかりの方へ
「親から急にアパートを相続したけれど、管理会社との付き合い方も、何を確認すればいいのかも分からない」という方もいらっしゃるかと思います。そのような場合は、一人で抱え込まず、地域の事情に詳しい不動産会社に早めに相談することをおすすめします。管理会社選びの基準は「大手88%増・小規模39%、大阪家主が管理会社を点検すべき理由」でも取り上げていますので、あわせてご覧ください。
管理会社選び・相続した物件のご相談はこちら
管理会社との契約内容の確認や管理会社選び・見直しでお悩みのオーナー様はもちろん、ご実家や親族の家を相続したものの何から手をつければよいか分からないという方も、株式会社不動産スペースまでお気軽にお問い合わせください。
よくある質問
Q. 管理会社が未登録だとすぐに解約すべきですか?
A. 200戸未満の会社は登録が任意のため、未登録=悪質とは限りません。対応の丁寧さなど他の点もあわせて判断しましょう。
Q. 登録が切れた管理会社に管理を任せていたらどうなりますか?
A. 200戸以上を管理する会社が登録切れのまま業務を続けることはできません。心配な場合は登録状況を確認してみましょう。
Q. うちの管理会社が登録しているかどうか、どうやって調べたらいいの?
A. 国土交通省の検索システムに会社名を入力するだけで、登録番号や更新状況を無料で確認できます。
関連記事
- 大手88%増・小規模39%、大阪家主が管理会社を点検すべき理由
- 「価格交渉促進月間」大阪家主が管理会社を点検する4つの視点
- 管理会社の元社員が着服!大阪のオーナーが今すべき点検
- 「エアコン2027年問題」管理会社の提案どう判断
