
給湯器補助金「予算消化36%」家主が今すべきこと
「入居者が長く住んでくれるかどうか」は設備次第という現実
国が実施している賃貸アパート・マンション向けの給湯器交換補助金は、2026年8月29日時点で予算の36%が使われています(資源エネルギー庁調べ)。まだ余裕はありますが、申請は「予算がなくなり次第終了」の早い者勝ち方式のため、設備の古さが気になっているオーナー様は、今のうちに検討を始めておきたいタイミングです。
「家賃収入が途切れず、毎月きちんと入ってくること」——これが多くの家主さんにとって、最も気になるところではないでしょうか。そのために欠かせないのが、入居者に「この部屋に住み続けたい」と思ってもらえる建物の状態です。特に給湯器(お湯を作る機械)は、冬場にお湯の出が悪くなったり故障が続いたりすると、入居者の不満や退去の一因になりやすい設備です。
賃貸集合給湯省エネ2026事業とは
経済産業省・資源エネルギー庁は、既存の賃貸アパート・マンション(1棟あたり2戸以上、築1年以上など一定の条件を満たす建物)を対象に、省エネ性能の高い給湯器(エコジョーズ・エコフィール)への交換費用を補助する「賃貸集合給湯省エネ2026事業」を実施しています(資源エネルギー庁調べ)。補助額は、追い焚き機能なしの機種で1台5万円、追い焚き機能ありの機種で1台7万円です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象機器 | エコジョーズ・エコフィール(省エネ型給湯器) |
| 補助額(追い焚きなし) | 1台あたり5万円 |
| 補助額(追い焚きあり) | 1台あたり7万円 |
| 申請受付期間 | 2026年3月31日〜予算上限に達するまで(遅くとも2026年12月頃まで) |
| 予算消化率(2026年8月29日時点) | 約36%(概算値) |
(資源エネルギー庁「賃貸集合給湯省エネ2026事業」公式サイトより)
電気・ガス代の補助とは別の制度です
似たような話として、電気・ガス料金そのものを一時的に値引きする国の補助が2026年8月使用分でピークを迎え、9月使用分を最後に終了する見通しであることは、弊社ブログの電気・ガス補助は8月がピーク オーナーの共用部コスト対策で紹介しました。今回の給湯器交換補助金はこれとは別の制度で、毎月の料金を値引きするのではなく、設備そのものを入れ替える工事費用を助成するものです。電気代の補助が終わったあとも効果が続く「設備投資」という点で、性質が異なります。
エアコンと同じく、設備更新は前もっての判断が肝心
給湯器と同じように、エアコンの入れ替えも管理会社から提案を受けることが増えてきています。冷媒(エアコン内を循環しているガス)に関するルール変更を見据えた「2027年問題」についても、弊社ブログのエアコン「2027年問題」管理会社の提案どう判断で解説していますので、あわせて設備更新全体の計画を考える参考にしてください。
まとめ
給湯器交換補助金はまだ予算に六割以上の余裕がありますが、申請が集中すれば想定より早く締め切られる可能性もあります。相続などで物件を引き継いだばかりで、給湯器の状態や耐用年数を把握できていないオーナー様も少なくありません。まずは管理会社や施工業者に、建物の給湯器の状態と補助金の活用可否を確認してみることをおすすめします。
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管理会社との契約内容の確認や管理会社選び・見直しでお悩みのオーナー様はもちろん、ご実家や親族の家を相続したものの、給湯器などの設備の状態も含めて何から手をつければよいか分からないという方も、株式会社不動産スペースまでお気軽にお問い合わせください。
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TEL:06-6195-8209
よくある質問
Q. 賃貸集合給湯省エネ2026事業とはどんな制度ですか?
A. 経済産業省・資源エネルギー庁が実施する、既存の賃貸アパート・マンションの給湯器を省エネ性能の高い機種に交換する費用を補助する制度です。1台あたり5万円〜7万円が補助されます。
Q. オーナーが直接申請できますか?
A. できません。事前に登録された「賃貸集合給湯省エネ事業者」(施工業者やリース事業者)を通じて手続きを行う必要があります。まずは管理会社や施工業者にご相談ください。
Q. 申請はいつまでできますか?
A. 予算上限に達し次第終了する予定で、遅くとも2026年12月頃までとされています。2026年8月29日時点で予算消化率は約36%です(資源エネルギー庁調べ)。今後の状況は公式サイトで随時更新されるため、検討中の方は早めの確認をおすすめします。
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参考
※予算消化率は資源エネルギー庁公式サイトで毎日午前中に更新される概算値です。今後の予算状況や申請期限の詳細は、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
