
区分マンション過去最高値3,001万円、大阪投資家の注意点
区分マンション価格、調査開始以来の最高値に
「今から投資用マンションを買うのは、もう高値づかみになるのでは」と感じていませんか。結論から言うと、区分マンションの全国平均価格はたしかに過去最高値を更新しましたが、物件タイプによって値動きにはかなりの差があります。焦って飛びつく前に、今の市場の全体像を押さえておきましょう。
不動産投資サイトを運営する健美家株式会社は2026年9月9日、「収益物件 市場動向マンスリーレポート」2026年8月期を発表しました。それによると、区分マンションの全国平均価格は3,001万円となり、2008年4月の調査開始以降の最高値を更新しました(前月比+8.50%、前年同月比+22.14%、健美家調べ)。首都圏(3,425万円)、東京23区(4,267万円)、一都三県(3,451万円)も、いずれも直近1年間の最高値を記録しています(同発表)。
一棟アパート・一棟マンションは「高値圏で横ばい」
一方、一棟アパートと一棟マンションは、区分マンションほど急激な値上がりは見られません。一棟アパートの全国平均価格は9,115万円(前月比+0.91%、前年同月比+8.55%)で横ばい傾向が続き、全国平均利回りは7.89%と、2008年の調査開始以降で最も低い水準となりました。一棟マンションの全国平均価格は2億473万円(前月比-0.70%、前年同月比+7.84%)で、こちらもここ数カ月は横ばい状況です(健美家調べ)。
| 物件タイプ | 全国平均価格 | 前月比 | 前年同月比 | 全国平均利回り |
|---|---|---|---|---|
| 区分マンション | 3,001万円 | +8.50% | +22.14% | 6.61% |
| 一棟アパート | 9,115万円 | +0.91% | +8.55% | 7.89% |
| 一棟マンション | 2億473万円 | -0.70% | +7.84% | 7.46% |
関西は+19.96%、大阪の投資家が気をつけたいこと
地域別に見ると、関西エリアの区分マンションは前年同月比+19.96%と大きく上昇しています。一方で、関西の一棟マンションは前月比-6.37%と下落しており、同じ関西エリアでも物件タイプによって値動きが真逆になっている点には注意が必要です。以前の記事(大阪中古マンション「中心6区下落・18区急落」の理由)でもお伝えしたとおり、大阪市内でもエリアによって価格動向にはばらつきがあります。全国平均や関西平均だけを見て「今が買い時」「もう遅い」と判断するのではなく、物件タイプとエリアの両方を確認したうえで、利回りとのバランスを見極めることが大切です。
物件選び前の点検チェックリスト
- ☐ 検討している物件タイプ(区分・一棟アパート・一棟マンション)の全国・エリア平均価格を確認したか
- ☐ 表面利回りだけでなく、価格上昇率とのバランスを見たか
- ☐ 同じエリア内でも駅・地区によって値動きが異なる可能性を考慮したか
- ☐ 複数の物件・複数の情報源で価格を比較したか
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よくある質問
Q1. 区分マンションの価格が過去最高値ということは、もう買い時ではないのですか?
A1. 一概には言えません。価格は上昇していますが、利回りの水準やエリアによる差も大きいため、個別の物件で判断することが大切です。
Q2. 正直、こんなに値上がりしてると聞くと、今から買うのは怖いんですけど?
A2. 一棟アパート・一棟マンションは横ばい傾向にあるなど、物件タイプによって状況は異なります。焦らず複数の選択肢を比較することをおすすめします。
Q3. 関西の物件は今、上がっているのですか、下がっているのですか?
A3. 区分マンションは前年比で大きく上昇している一方、一棟マンションは前月比で下落するなど、物件タイプによって傾向が分かれています。
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