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大阪の路線価5.1%上昇、投資家が知るべき時価とのズレ

不動産投資

四谷 義仁

筆者 四谷 義仁

不動産キャリア20年

飲食店専門の不動産会社「株式会社不動産スペース」代表。不動産キャリア20年。大阪・京都・兵庫エリアを中心に、店舗仲介・管理・閉店サポートから収益物件の売買まで手がける。これまで数多くのカフェ・居酒屋・ラーメン店などの開業支援を行い、実際の経営数値や現場課題をもとに"リアルな店舗経営の見える化"を発信中。現場の泥臭さも、数字のシビアさも知る「現実派不動産屋」

大阪府の路線価、前年比5.1%上昇で全国トップに

国税庁が2026年7月1日に発表した路線価(相続税や贈与税を計算するときに使う土地価格の目安)で、大阪府の平均は前年より5.1%上昇し、都道府県別で全国トップとなりました。4年連続の上昇です(国税庁・大阪国税局調べ)。

路線価とは、道路に面した土地1㎡あたりの価格を国税庁が毎年7月に発表するもので、相続税や贈与税を計算するときの「ものさし」として使われます。実際に売買される価格(時価)そのものではなく、公示地価(国が毎年3月に発表する、実勢価格に近い指標)のおよそ8割を目安に決められているのが特徴です。

近畿2府4県は+3.2%、上昇率トップは江坂

大阪国税局が発表した近畿2府4県の標準宅地の平均変動率はプラス3.2%で、前年のプラス2.7%から伸び幅が拡大しました。中でも大阪府単体の変動率はプラス5.1%と、全国の都道府県の中でもっとも高い上昇率でした(国税庁調べ)。上昇率が最も高かった地点は、御堂筋線沿いの江坂(吹田市)です。また、大阪府内で最も路線価が高い地点は大阪市北区の阪急うめだ本店前で、43年連続でトップを維持し、1㎡あたり2,120万円となっています(大阪国税局調べ)。

項目 変動率・数値
全国平均 +2.9%(5年連続上昇)
近畿2府4県(大阪国税局管内)平均 +3.2%(4年連続上昇)
大阪府平均 +5.1%(都道府県別で全国トップ)
大阪府内最高路線価(阪急うめだ本店前) 1㎡あたり2,120万円(43年連続トップ)

(国税庁・大阪国税局調べ)

知っておきたい「路線価と時価のズレ」

サラリーマン投資家にとって、路線価の上昇はまず土地の資産価値が底堅く伸びているサインとして受け止められます。ただし、それ以上に知っておきたいのが「路線価と時価のズレ」です。

ポイント:賃貸中のマンションやアパートは、相続税を計算するときに時価よりも低い路線価などをもとに評価されるため、現金や株式で持つよりも相続税の負担を抑えやすいと言われています。これは路線価が上がっている局面でも変わらない仕組みです。

一方で、路線価の上昇は公示地価や実勢価格の上昇ともおおむね連動しているため、これから物件を取得しようとする人にとっては、購入価格そのものが上がっているサインでもあります。江坂のように上昇率の高いエリアは、将来の値上がりを期待できる半面、今すぐの利回り(家賃収入を物件価格で割った数字)は下がりやすくなります。焦って高値づかみをするのではなく、家賃相場や人口動態も合わせて確認し、価格だけでなく収益性で判断する姿勢が大切です。

大阪での収益物件探しのご相談はこちら

路線価や相場の上昇を踏まえて、大阪で収益物件の取得や買い替えを検討されているサラリーマン投資家様は、株式会社不動産スペースまでお気軽にお問い合わせください。

株式会社不動産スペース TEL:06-6195-8209

よくある質問

Q1. 路線価が上がると税金は増えますか?
A. 相続税や贈与税を計算するときの評価額が上がるため、同じ土地でも将来の相続税額は増える可能性があります。

Q2. 路線価と実勢価格(時価)はどちらが高いですか?
A. 一般的に路線価は公示地価のおよそ8割程度が目安とされており、実勢価格より低めに設定されています。

Q3. 賃貸用の不動産は相続税対策になりますか?
A. 賃貸中の土地・建物は時価よりも低い路線価などをもとに評価されるため、現金で持つより相続税の負担を抑えやすいとされています。ただし個別の状況により異なるため、税理士など専門家への確認をおすすめします。

参考

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