
大阪市中心部の中古マンション、売り出しと成約の差が過去最大2397万円に——「相場」を鵜呑みにすると危険な理由
大阪市中心部で「売り出し価格」と「成約価格」の差が過去最大に
2026年6月、大阪市の北区・中央区・西区など中心6区で、中古マンションの売り出し価格と実際に売れた価格の差が2397万円まで開きました。これは近畿レインズ(近畿圏の不動産会社が使う公式の取引データベース)がまとめた統計の中で、過去1年でもっとも大きな差です(近畿圏不動産流通機構調べ)。「相場が上がっている」というニュースだけを見て物件を選ぶと、思わぬ高値づかみをしてしまう可能性があります。
- 大阪市中心6区の6月の売り出し価格:8350万円(前年比38.0%増)
- 同エリアの6月の成約価格:5953万円(前年比3.0%増)
- 両者の差:2397万円(過去1年で最大)
「売り出し価格」と「成約価格」の違い
売り出し価格とは、売り主が「このくらいで売りたい」と希望して市場に出した金額のことです。一方、成約価格は実際に買い手がついて契約が成立した金額です。この2つの差が大きいほど、売り主の希望と買い主の予算にズレがあるということになります。
つまり、売り出されている物件情報だけを見て「このエリアはこの価格が相場」と思い込むと、実際の取引相場より2000万円以上高く見積もってしまう恐れがあるのです。
エリアによって大きく異なる価格差
| エリア | 成約価格 | 売り出し価格との差 |
|---|---|---|
| 大阪市中心6区 | 5953万円 | マイナス2397万円(成約の方が安い) |
| 大阪市内18区 | 3183万円 | プラス385万円(成約の方が高い) |
| 大阪府東部 | 2303万円 | プラス57万円(ほぼ同水準) |
| 大阪府南部 | 1575万円 | プラス20万円(ほぼ同水準) |
18区や東部・南部エリアでは、成約価格が売り出し価格に近いか、それを上回る場面もあり、価格の折り合いがつきやすい市場だと言えます。中心部の値上がりを受けて、隣接エリアに実需層が流れ込んでいる可能性があります。
サラリーマン投資家が確認すべきこと
- ポータルサイトの売り出し価格だけで判断しない
- 不動産会社に、近隣で実際に成約した価格(レインズの成約事例)を確認する
- 中心部だけでなく、周辺エリアの価格動向も比較する
区分マンション(マンションの一室単位の投資)を検討する際は、表面的な相場観だけで動くと、割高な物件をつかんでしまうリスクがあることを覚えておきましょう。
大阪市内での物件選びや成約事例の確認については、株式会社不動産スペースまでお気軽にご相談ください。06-6195-8209
よくある質問
Q. 「売り出し価格」と「成約価格」の違いは何ですか?
A. 売り出し価格は売り主の希望額、成約価格は実際に契約が成立した金額です。差が大きいほど価格認識にズレがあります。
Q. 中古マンション投資で価格が適正かどう判断すればいいですか?
A. ポータルサイトの売り出し価格だけでなく、不動産会社を通じて近隣の実際の成約事例を確認することが有効です。
Q. 大阪市内で価格の折り合いがつきやすいエリアはどこですか?
A. 2026年6月時点では、中心6区より18区や府東部・南部の方が売り出し価格と成約価格の差が小さい傾向にあります。
参考
※市況データは月ごとに変動します。実際の投資判断の際は最新の成約事例を必ずご確認ください。
