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淀屋橋に29店舗の新複合ビル誕生!飲食店を呼べる物件の条件とは

四谷 義仁

筆者 四谷 義仁

不動産キャリア20年

飲食店専門の不動産会社「株式会社不動産スペース」代表。不動産キャリア20年。大阪・京都・兵庫エリアを中心に、店舗仲介・管理・閉店サポートから収益物件の売買まで手がける。これまで数多くのカフェ・居酒屋・ラーメン店などの開業支援を行い、実際の経営数値や現場課題をもとに"リアルな店舗経営の見える化"を発信中。現場の泥臭さも、数字のシビアさも知る「現実派不動産屋」

御堂筋の新しい玄関口が本格始動

2026年7月9日、大阪メトロ淀屋橋駅に直結する新しいビル「淀屋橋ゲートタワー」がオープンしました(一部店舗は秋以降に開業)。飲食店を含む合計29店舗が入り、御堂筋・中之島エリアの人の流れを大きく変えそうです。貸店舗のオーナーにとっても、飲食店経営者にとっても見逃せないニュースです。

淀屋橋ゲートタワーは、地上29階・高さ約135メートルの大きなビルです。地下1階から地上2階までが商業フロアになっていて、11階には地域のためのフロアもあります。

商業フロアの中身を階ごとに見てみましょう。

フロア 主な業態 特徴
地下1階 通信・医療・金融・軽飲食など 駅直結で通勤前後や昼休みに使いやすい
1階 オーダースーツ・革靴・眼鏡・カフェなど 御堂筋らしい上質さを意識
2階 洋食・鰻・イタリアン・インド料理・和食居酒屋・カフェなど ランチから仕事帰りまで使える飲食フロア

グランドオープン時点で26店舗が営業を始め、残り3店舗は秋以降に順次オープンする予定です(出店ウォッチ、モデルプレス調べ)。

なぜこれが飲食店経営者・オーナーにとって大事なニュースなのか

淀屋橋・中之島エリアは、これまでオフィス街というイメージが強く、夜や休日の人通りはそれほど多くありませんでした。ここに29店舗もの新しい商業施設ができるということは、平日のランチ時間だけでなく、仕事帰りに立ち寄る人の数も増える可能性があるということです。

飲食店を新しく出そうと考えている方にとっては、「淀屋橋・中之島も出店先の候補になり得る」という発見につながります。一方で、すでにこのエリアで貸店舗を持っているオーナーの方にとっては、新しい商業施設ができたことで「うちの物件にも興味を持ってもらえるかもしれない」というチャンスであると同時に、「近くに新しくてきれいな店が増えるので、うちの物件も見劣りしないようにしたい」という課題も出てきます。

家主が「飲食店に選ばれる物件」にするために知っておきたいこと

飲食店に入居してもらうためには、建物の設備がとても重要です。簡単に言うと「ガス・水道・排水がどれだけ使えるか」ということです。飲食店は火を使う調理や大量の洗い物をするため、普通のお店より多くのガスと水を使います。この容量が足りないと、飲食店から「うちの業態では入れません」と断られてしまうことがあります。

立地が良い場所であれば、飲食店の側が自分の負担で設備を工事してでも入りたいと考えることがあります。しかし、駅から少し離れていたり、競合が多いエリアだったりする場合は、オーナー側があらかじめ設備を整えておくことが、テナントに選ばれるための大きなポイントになります。

  • 1階が店舗・上階が住宅の「下駄履きマンション」は、排気・排煙設備をめぐって上階住民とのトラブルが起きやすい
  • この工事費用は一般的にテナント側の負担だが、高層階ほど工事費がふくらみ、飲食店を呼び込みにくくなる傾向がある

空き店舗・居抜き物件を持つオーナーへ

もし今、空いている貸店舗をお持ちなら、こうした周辺エリアの活性化ニュースは、家賃を今の相場に見直す良いきっかけにもなります。周辺に人が増える見込みがあるということは、新しく入るテナントにとってもメリットがある、ということだからです。次の借り主を選ぶ際は、「前のテナントがなぜ辞めたか」よりも、今の人件費や物価高の中でもきちんと家賃を払い続けられるだけの資金力や事業計画を持っているかどうかを見極めることが大切です。

淀屋橋エリアでの出店や、貸店舗の空室対策、設備投資の進め方について迷われた際は、株式会社不動産スペースまでお気軽にご相談ください(06-6195-8209)。

よくある質問

Q. 淀屋橋ゲートタワーの飲食店はいつから全部そろいますか?
A. 2026年7月9日のグランドオープンで26店舗が開業し、残り3店舗は同年秋以降に順次オープンする予定です。

Q. 淀屋橋・中之島エリアは飲食店の出店先として有望ですか?
A. オフィス街に大型商業施設ができたことで人の流れが変わる可能性があり、業態によっては検討する価値があります。ただし賃料水準や競合状況は個別に確認が必要です。

Q. 古い貸店舗でも飲食店に入ってもらえますか?
A. ガス・水道・排水設備の容量次第です。不足している場合は改修が必要になることがあるため、事前の確認をおすすめします。

参考