iDeCo月2.3万→6.2万円「サラリーマン投資家」の一手の画像

iDeCo月2.3万→6.2万円「サラリーマン投資家」の一手

不動産投資

四谷 義仁

筆者 四谷 義仁

不動産キャリア20年

飲食店専門の不動産会社「株式会社不動産スペース」代表。不動産キャリア20年。大阪・京都・兵庫エリアを中心に、店舗仲介・管理・閉店サポートから収益物件の売買まで手がける。これまで数多くのカフェ・居酒屋・ラーメン店などの開業支援を行い、実際の経営数値や現場課題をもとに"リアルな店舗経営の見える化"を発信中。現場の泥臭さも、数字のシビアさも知る「現実派不動産屋」

会社員のiDeCo上限が最大2.7倍に引き上げ

2026年12月1日から、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の毎月の掛金の上限額が引き上げられます。企業年金のない会社員の場合、現在の月2.3万円から月6.2万円へと、2.7倍近くに増える見込みです(厚生労働省調べ)。区分マンションやアパートへの投資を検討しているサラリーマン投資家にとって、頭金や繰り上げ返済に回すお金と、iDeCoに回すお金のバランスを見直す、よいきっかけになりそうです。

何がどう変わるのか

iDeCoとは、毎月お金を積み立てて自分で運用し、老後に受け取る私的年金の制度です。掛金が全額「所得控除(税金の計算のもとになる金額を減らせる仕組みです)」の対象になるため、所得税・住民税を軽くする効果があります。2026年12月分(2027年1月引き落とし分)から、上限額は次のように変わります(厚生労働省「2025年の制度改正」による)。

加入資格 現在の上限(月額) 改正後の上限(月額)
自営業者など(第1号被保険者)6.8万円7.5万円
会社員・公務員(企業年金なし)2.3万円6.2万円
会社員・公務員(企業年金あり)2.0万円(企業年金と合わせて5.5万円)企業年金と合わせて6.2万円

あわせて、加入できる年齢も「65歳未満」から「70歳未満」に広がる予定です。

不動産投資家がこのニュースを見過ごせない理由

不動産投資では、頭金を厚くしたり繰り上げ返済をしたりすることで、毎月の返済負担(ローンの支払い)を減らし、家賃収入からの手取り(キャッシュフロー)を増やすという考え方があります。今回iDeCoの上限が大きく上がったことで、「同じ余裕資金を、不動産の頭金に回すか、税制優遇のあるiDeCoに回すか」という選択肢の重みが増しました。iDeCoは所得控除で税金が軽くなる代わりに、原則60歳まで引き出せないという特徴があります。急な出費や物件の修繕費に充てたいお金までiDeCoに回してしまうと、手元の資金繰りが苦しくなる点には注意が必要です。

初心者が確認しておきたい2つのポイント

  • 流動性の確認:iDeCoに入れたお金は60歳まで基本的に引き出せません。物件の修繕費や空室時の備えとなる現金は、別に確保しておきましょう。
  • 控除額のシミュレーション:掛金の上限まで積み立てた場合に、実際にどれくらい税金が軽くなるかは年収によって異なります。金融機関のシミュレーターなどで具体的な金額を確認しておくと判断しやすくなります。

投資用不動産のご相談はこちら

大阪での区分マンション投資や収益物件の購入をご検討中のサラリーマン投資家様、資金計画の見直しでお悩みの方も、株式会社不動産スペースまでお気軽にお問い合わせください。

株式会社不動産スペース

TEL:06-6195-8209

お問い合わせフォームはこちら

よくある質問

Q1. iDeCoの上限額はいつから変わりますか?
A. 2026年12月1日に制度が改正される予定で、2026年12月分(2027年1月引き落とし分)から新しい上限額が適用されます(厚生労働省調べ)。

Q2. 不動産投資とiDeCoはどちらを優先すべきですか?
A. 一概にどちらが良いとは言えません。手元資金の流動性や、物件の修繕費など将来の支出予定もあわせて、無理のない範囲で両方を検討することが大切です。

Q3. iDeCoに入れたお金はいつでも引き出せますか?
A. 原則として60歳になるまで引き出すことができません。急な出費に備える資金は別に確保しておく必要があります。

関連記事

参考

”不動産投資”おすすめ記事

  • 不動産クラファン、開示ルール強化―投資家が見るべき点の画像

    不動産クラファン、開示ルール強化―投資家が見るべき点

    不動産投資

  • 青色申告「55万円控除」実質廃止、投資家の確定申告対策の画像

    青色申告「55万円控除」実質廃止、投資家の確定申告対策

    不動産投資

  • 大阪中古マンション「ワニの口」7月縮小のカラクリの画像

    大阪中古マンション「ワニの口」7月縮小のカラクリ

    不動産投資

  • 都心5区投資家、半数が年収1500万円以上「会社員」主役の画像

    都心5区投資家、半数が年収1500万円以上「会社員」主役

    不動産投資

  • 40年住宅ローンに金融庁警戒、投資家が知るべき融資枠の画像

    40年住宅ローンに金融庁警戒、投資家が知るべき融資枠

    不動産投資

  • インボイス経過措置10月変更「8割→7割控除」大家の確認点の画像

    インボイス経過措置10月変更「8割→7割控除」大家の確認点

    不動産投資

もっと見る