
【大阪市で飲食店開業】10坪居酒屋の収支モデルをAIとリアルで徹底比較!
はじめに

「独立して居酒屋オープンしたい」
憧れの独立して、自由に仕事する夢を描く人は多いと思います。
私は、飲食専門不動産屋として、100店舗以上仲介をして現場のリアルを知っています。
実際に大阪市内で10坪の居酒屋を運営するとどうなるのか?
AIに収支をシミュレーションさせると、とてもきれいな数字が出ます。
そこで今回は、AIの理想モデル と リアル大阪モデル を比較してみました。
リアルすぎて、テンションを下げてしまうかもしれません
AIが出した“きれいな収支モデル”

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席数:16席
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客単価:3,500円
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1日平均来客数:30名
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営業日数:25日
売上:262.5万円/月
支出(原価30%・人件費30%・光熱費6%・雑費4%)を差し引くと…
✨ 営業利益:約68.5万円(利益率26%)
教科書のようにバランスの取れた数字で、夢が広がります✨
大阪リアルモデル(オーナーワンオペ+週末だけバイト)
■ 条件
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家賃:15万円(2等〜3等立地の相場)
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席数:16席(カウンター8席+4人席×2)
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客単価:3,500円
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回転率:平日0.6回転/金土1.2回転
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営業日数:25日
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バイト:週末のみ1人(時給1,200円×6時間×8日=約5.8万円)
■ 来客数
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平日:9.6人 × 20日 = 192人
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金土:19.2人 × 5日 = 96人
合計 288人/月
■ 売上
3,500円 × 288人 = 100.8万円/月
■ 支出
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家賃:15万円
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人件費:5.8万円
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原価:35万円(原価率35%)
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光熱費:12万円
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雑費:5万円
合計:約72.8万円
■ 利益
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売上:100.8万円
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支出:72.8万円
営業利益:約28万円(利益率27〜28%)
比較表(AI vs リアル)

| 項目 | AIモデル | 大阪リアルモデル |
|---|---|---|
| 売上 | 262.5万円 | 100.8万円 |
| 来客数 | 750人 | 288人 |
| 人件費 | 75万円 | 5.8万円 |
| 原価率 | 30% | 35% |
| 利益 | 68.5万円 | 28万円 |
黒字ラインは「1日20人来客」
これを割ると一気に赤字に転落します。
改善策:AIの提案 vs リアルの実務
AIが出した改善案(理想論)
回転率を上げる
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滞在時間を短くする仕組み(小皿料理・スピードメニュー・飲み放題90分制)
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1日平均+2〜3名でも利益は大きく変わる
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客単価アップ
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ドリンクメニューの工夫(地酒やクラフトビールを少し高めに設定)
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「おすすめ一品」など原価率の低いメニューをセット化
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固定費の抑制
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家賃は売上の10〜15%以内が理想
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立地選びで無理に1等地に行かず、2等立地でもSNSや看板で集客強化
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労働力の工夫
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平日はオーナーワンオペ、週末だけバイト
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セルフオーダー導入やキャッシュレス精算で人手削減
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売上補填の仕組み
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テイクアウト・デリバリー導入
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昼はランチ営業で固定客を増やす
リアルな改善案(大阪現場目線)
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回転率アップは愚策
- 2等・3等立地では、集客に広告費がかかる
- 回転を上げればバイトを増やさざるを得ず、利益は減少 -
広告は最重要!
- 「食べたらわかる美味しさ」より「食べてみたくなる商品」「体験したみたい雰囲気」
- わざわざ足を運びたくなる理由を広告・SNSで拡散・口コミ -
客単価アップがカギ
- その時旬のおすすめ料理・プレミアムドリンクを設定
- 限られた客数でも利益を確保 -
ランチ・深夜営業は一時的施策
- 認知を取るためには有効
- ただし体力的にきつい
- →売上がついてくればやめればよい
✅ まとめ
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AIモデルでは「月68.5万円の黒字」と夢のある数字が出る
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実際の大阪市内・10坪居酒屋は 月28万円程度の利益 がリアル
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黒字ラインは1日20人来客
そして何より大事なのは…
AIは理想を語る、現場は現実を見て動く。
大阪で居酒屋を成功させるには、
それは、
「覚悟」
AIも、私の収支モデルも所詮机上の空論です。
真剣にやっている人は上手くいっています!